音響療法の歴史

コラム

音響共鳴理論の歴史 現代物理学的にとらえた音響共鳴理論から音響医学へと発展

中世の礼拝堂に刻まれた音響波形装飾の意味は?

 

15世紀に建造された、スコットランド・ミッドロジアン(旧)州のロスリン礼拝堂の天井には、選び出された音響による装飾(彫刻された213の立方体)が施されています。
これは砂で薄い真鍮板を覆い、板に対して配置された弓で音の調べを鳴らして、移動する砂に振動パターンが生成したものを組み合わせて創られています。
つまり、宗教音楽の音響波形が礼拝堂の壁を飾っているのです。

 

 

音響学の父「クラード二」が照明した音響図形

クラードニ図形で有名なフレデリッチ・クラードニ(1756~1827)は音楽家にして物理学者であり「音響学の父」と呼ばれています。
砂で一様に覆った薄いガラスまたは金属板の辺をバイオリンの弓で振動させ、音響図形の体系をつくり、音波の圧力が物理学上の物質に影響を与えることを証明しました。

 

 

クラード二理論からリサージュ図形に発展

クラードニ理論を受けたフランスの物理学者のジュール・リサージュ(1822~1880)は、音響波形を直角で振動する二つの音叉に鏡からの光束を反射させることで、視覚化する光学的方法を開発しました。
オシロスコープの表示、無線信号波、レーザー・ライト・ショー、SF映画の特殊効果などは、すべて、リサージュ図形によるものです。

 

 

 

ハンスジェニー博士によるサイマティックス理論

スイスの医学博士で自然科学者のハンス・ジェニー(1904~1972)は、可聴音の範囲内で単純な正弦振動(純音)を利用して、波動現象の研究にとりくみ「サイマティック」という体系を構築しました。

 
音響振動理論が健康に導く音響医学へ転換
1920年代には音響振動の展開が飛躍的に広がりました。
人体には推定8,000種類の共鳴する音が提唱され、人体を破壊する音響振動もあることから「健康に導く音響医学」へと転換するころに、マナーズ博士はオックスフォード大学、ソルボンヌ大学を経て、ハイデンブルグ大学へ入学し、一日で書き上げた音響医学の論文で学位を得る天才ぶりを発揮しました。
人体共鳴音と生命磁場との関係を研究し独自の音響医学理論を確立
さらにマナーズ博士は、ハロルド・サクストン・バー博士が「経絡は本当にあるのか」を研究し「生命場理論」を提唱したことにも着眼。
マナーズ音響医学研究で人体共鳴音を生命磁場との関係から4,000種類確認し、現在700種類の音響共鳴を使うことで、体が自然と調整されていく「マナーズセラピー」の確立を成し遂げました。
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